読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おぼえがき

観劇の記憶です。感想や考察も含みますが、自分の覚書としておいています。

舞台 Yè-夜- おぼえがき・感想 3夜目

水仙と夜来香が出会ってから三日目の夜

夜来香が上手ベッドに見立てたセットに姿勢を正して座っている。そこに電話がかかってくる。
いつもの先輩からのお誘い。
今日も学生時代の友人に誘われていて…と先輩からの誘いを断る。ここで先輩の奥さんの話に。
夜「会社で噂されてましたよー。先輩の奥さん、すっっっごい綺麗だって。羨ましいですよ、俺も早く先輩みたいな綺麗な奥さんもらいたいです」
少し沈黙
夜「…先輩?」
この電話で話してるうちに、だんだん夜来香の座り方が姿勢正した形から片足ベッドに組み上げてリラックスしてくのが好きだった。きっと普段先輩とは普通に仲良くてすごく可愛がられてたんだろうなって。本人がすごくリラックスしてたから。
奥さんの手料理楽しみにしてます、みたいな会話で電話終了。夜来香一人称僕はなのに、先輩との電話でだけは俺、なのも男の子らしくてよかったな。

電話が終わったところでドアをノックする音。


夜「開いてる。」
慌てて立ち上がってスーツの襟を正す夜。水仙が部屋に入ってくる。夜の顔をみて即帰ろうとする水仙を引き止める夜来香。
水「気が変わった?昨日の夜は、
君にこんなことしてほしくないんだ!
って言ってたじゃないか」
傅いて夜の手を握りながら昨晩の夜の真似をする水。何か言いたげだが水の勢いに押されて言いたいことが言い出せない夜
水「金払ってでもホテルで俺とやりまくりたいって?」
夜「そうじゃない…!」
夜のジャケットを剥ぎ取ってベッドに押し倒す。そのままマウントを取られて勢いで胸を触られる夜
夜「……!!」
水「何お前?胸でも感じるの?」
胸というか乳首か。こんなに敏感(?)で大丈夫なのか夜来香。水仙は弱いところ見つけたって感じでイライラしながらも悪い笑み。
そのままマウントを取られて、キスされながら白いシャツの脇から手を入れられて脱がされていく夜来香。
ここのやりとりがめっちゃ本気で、組み敷かれる夜来香が水仙の下でジタバタしてる時どんどん耳が赤くなってくのが可愛かった。突っぱねようとしてるのに跳ね除けられず、噛み付くみたいにキスされながら白シャツ脱がされる夜来香。
お話全体からみると、そんな激しいシーンでは全くない(脱がないし喘がないしという意味では)のだけど、二人のくんずほぐれつでは冒頭よりここが好きだったなー。冒頭はもう好きとか嫌いとかよりぎゃーーーーーみたいな混乱が大きくて、何度か観たら落ち着いて観られたけど、このシーンくらいが夜来香赤くなってて可愛いとか、シャツ剥ぎ取るの本気だなとか心穏やか(?)に観てられた。
何より赤くなってる夜来香が可愛い(何度目)

水仙を突っぱねてベッドから脱出した夜来香
夜「ただ話しがしたいだけなんだよ僕は!!!」
水「俺の仕事は男とやることだお前と話すことなんてなんもねーよ」
部屋から出ていく水仙、それを追いかける夜来香。二人は夜の路地裏へ戻ってくる。

夜「待って、水仙!!」

最初で最後、夜来香が水仙の名前を呼ぶシーン。必死に、しっかりはっきり名前を呼ぶ。名前を呼ばれたことにハッとする水仙。どうしてこいつが俺の名前を、とか、そもそもこんなに大きな声で名前を呼ばれたことにびっくりしたかもしれない。偽りの名前を呼ばれたことにびっくりしたかもしれない。

夜「どうして普通に働かないんだ?」
水「お前は頭とか名刺とか、そういうの使って働いてんだろ?俺はケツとか口とか使って働いてんの、なんも変わんねーだろ」
夜「そんなの働いてるって言わない、 !まともな仕事なんて言わない!!」
水「かんけーねーだろテメーには!!」

水「ここで男とやりまくって、外の世界では普通に生きられてるって、そう思いたいんだろ?!」

水「名前教えろよ、家も、仕事場も、全部教えろよ、なぁ、名刺とかないの?今度花でも送ってやるよ」

二人でもみ合っていたが、水が夜のジャケットとカバンを強引に暴こうとした所でそれを夜が自分の元に引き戻す。本当の自分を隠すような仕草。

そこに一人の客がやってくる。夜来香に興味がある様子。

客「いくら?オールナイト…」
水「そいつ売りじゃないんだ。俺にしとけよ、サービスしてやるから」
夜「いーですよ、オールナイト。やりたいことなんでも言ってください」
客「マジで?」

この「いーですよ、オールナイト」の言い方が完全にヤケ。やりたいとこなんでも言ってください、の声色は優しくて、笑顔も優しかったけど、どこか不安とか悲しさを隠すみたいなぎごちない表情にみえた。

水「おい、何言って…!」
夜「関係ないんだろ!?関係ない僕が何しようと勝手だろ!!」

止めようとする水仙に、関係ないと言い切って客と行こうとする夜来香。昨晩水仙と客がしていたように、水仙に見せつけるように客とキスする。

このシーンもそうだけど、売りに対する夜来香の行動と発言は大体水仙の模倣なのかな。他の売りを知らないもんな。

初日はそうも思わなかったけど、この客とのキスしてる最中のスキンシップが日に日に激しくなってった気がする。
スキンシップって言っても一方的に夜来香が体撫で回されたりお尻揉まれたりなんだけど…ひええお客さんいきなり情熱的ですね…

水仙は客とキスしたとき、夜来香には何も気を使ってなかったけど、夜来香は客とキスしながらも最後はめっちゃ水仙のこと睨んでた。
撫で回されたりお尻揉まれたりしてるのに、全然そんなこと気にせず水仙のこと睨んでた…
そうだね水仙のことであたまいっぱいだもんねまだこの時は。

キスして離れるときも、これも初日は気づかなかったといたというかなかった気がするけど、「ちゅっ」って、音鳴らして離れるのめっちゃやらしい。その間もずっと目線は水仙。お客は夜来香にめろめろ。

夜「行きましょう」
客「うん…!」

夜来香が笑顔で客を連れて路地裏から消えていく。
水仙めっちゃ不機嫌。舞台センターに座り込んで俯いてる。