おぼえがき

観劇の記憶です。感想や考察も含みますが、自分の覚書としておいています。

劇団シャイニング「ポラリス」観劇後の松村龍之介さん勝手におすすめ

劇団シャイニング 舞台 ポラリス東京公演お疲れ様でした!

ジョーカートラップ とはまた違う、SFというテーマがありながらも、心の動きが丁寧に描かれたすてきな作品でした。

そのポラリスを経ての松村さん過去・現行でのオススメ作品を書きます。オススメ作品なのにポラリスのネタバレが満載ですのでお気をつけください。

ポラリスロス、トキヤくんロスされてる方へ…!

 

◾︎残響のテロル・ナイン役

http://www.negadesignworks.com/terror/

初主演作品。松村さんとラプール役の石渡真修さんが2人で主人公を演じています。

原作アニメと同じく、人体実験の被験者として施設で育てられた二人が、全世界に対して自分たちの生きた証を残そうとするひと夏の物語。

施設で育てられたが故個性がなく、同じ思考・同じ目的を持って生きていた二人が、一人の女の子との出会いにより別々の道をあゆむことになります。

ポラリスラスト付近のラプールとトキヤの会話、

 

なかったことにされたくないから、私たちは必死にあがくんです

じゃあ僕たちは、最後まで分かり合えなかったってことだね

 

という台詞、二人の立ち位置、美しい演出と相まってテロルを思い起こさせずにはいられませんでした。しかしラプールの最後、救いがあるような演出で良かったです。

一人は、寂しいですよね。(byセシル

 

けれど観終わった後は心がすっきり前向きになれる作品だと思います。

 

個人的に2.5次元に多いウィッグでの出演ではなく完全に地毛での演技なので、臨場感・躍動感が格別なのも推せるポイント。

トキヤくんの攻撃を受けてのやられ演技、とくに崩れ落ちて膝をつくようなシーンを観たい方にめちゃめちゃに推したい(ピンポイントすぎ)

崩れる演技が美しく、苦しむ様すら絵になる男…(?)

カメラワークが素晴らしく、とにかくまつむらさんが美しく記録されています。カメラ指示した方は相当松村さんのことがお好きなんだと思わざるを得ません。音楽が菅野よう子さんで、映像の美しさと音楽の美しさで作られた世界観がすてき。

初主演ということで、本人も大変大事に思われている作品です。

DVD https://www.amazon.co.jp/dp/B01LTHMA4Q/ref=cm_sw_r_cp_api_SgnQBb2HCWW8K

 

配信

http://www.dmm.com/digital/cinema/-/detail/=/cid=5223nega00002/

 

 

◼︎夜 ye・夜来香役

http://www.zuu24.com/ye-yoru/

ポラリスと同じく、ほさかようさん脚本・演出。

作品としても役としてもかなり挑戦的な作品。中国の映画が原作で、ゲイということを隠して生きている会社員役。お相手の北村諒さんとのやりとりが美しく切ない。

残念ながらDVD化はされていません。

最初に出されたビジュアルがバッチバチのイケメンでしたが、実際は素朴で純粋で優しい青年でした。

人はみんな傷つくことを恐れてひとりでいたいのに、他人とわかり合いたいと思ってしまうずるくて寂しがりな生き物。

自分と違う生き方をしてきた水仙(北村さん)と出会うことで、水仙のことをわかりたいとまっすぐに述べる夜来香(松村さん)が眩しすぎて、見方によっては苦手な人物にならざるを得ないのですが、松村さんが演じることにより嫌味が浄化されています。

R15作品ということで色々と容赦なく、きたむーさんとももちろん組んず解れつありますが、見ず知らずのおじさんに顔が可愛いからと言って金で買われてやられてしまったり、女の子にすら押し倒されたりしています。(女の子とのやりとりは微笑ましく応援したくなるのですが)

役名の「夜来香」が主題歌にもなっており、ノスタルジックな雰囲気が心地よく、心に余韻を残します。

 

◾︎ハンサム落語

https://www.clie.asia/hr10/index.html

松村さんは第九幕と、11月から公演の十幕に出演されます。俳優が二人一組で落語を掛け合いで披露するハンサム落語。

衣装やビジュアルのコンセプトが「男花魁」ということで、どの公演もめちゃくちゃに美しいお写真・衣装が展開されます。まだ公開されてない十幕も絢爛豪華で美しい推しがみられる期待しかありません。

普段の舞台上のお芝居とは違い、ほぼ話しだけで展開されるのですが、私は松村さんが語る系の演目がお上手ですきだなぁと思うので(ギャグとか勢いでいく感じの演目もある)それに当たったらいいなぁと思っています。

 

 

◾︎斬劇戦国バサラシリーズ・真田幸村

http://www.basara-st.com

とにかく殺陣が多い、すごい。特殊な武器とアクションがたくさん。

かれこれ4年くらい幸村役で二本槍を振るっていますが、毎公演動きやスピードが進化します。幸村就任当初は一本槍での殺陣が多かったですが、現在はほぼ二本、起動が人間業を超えています。

トキヤくんの一瞬の二刀流が常備されているような感覚。二刀流以外にもレグスターに膝を入れたりレイピアの鞘(?)でみぞおちに入れたり、そのあと客席に背中を向けて止める姿勢に真田の大将みを感じたので逆に幸村からもトキヤみを感じると思う…

最新DVDの小田原征伐

https://acecrew.shop-pro.jp/?pid=128637119

には、リミッターが外れて我を忘れて斬りまくるシーンがあるので、トキヤくんがヒロに一方的に斬りかかるような殺陣が見たい方に推す。そのあとの

 

…バカじゃないの?

 

を言われた絶望顔が好きな方にも推す(...)

役者人生とほぼ同じ期間幸村を演じられているので、ご本人も各所で言われているように代表作です。だいたい一年に2回の公演があり、ここのところ何作もビジュアルの再現度が2次元。声帯がほしそういちろう。

次回公演は2018年12月9日からオルタナティブシアターで真田幸村主演公演が始まります。

 

◾︎もののふ白き虎・西川勝太郎役

http://www.mononofu-stage.com/shirokitora/

会津白虎隊のお話、というともう悲しい結末を避けざるを得ませんが、この作品は終わり方よりどう生きたか、ということに重きを置いた青春群像作品です。穢れなき純白の西田大輔脚本・演出作品。音楽と光の演出が素晴らしく、桜の季節になると、この作品に想いを馳せることになります。

西川勝太郎くんは父上が一刀流の達人で、本人も白虎隊一二を争う剣の腕の持ち主であることに誇りを持ってる男の子。負けず嫌いで自信家。日本刀殺陣が美しい。けれど16歳の少年らしく、女の子に惚れっぽく、ちょっとおばかで残念なイケメンな一面も。。もれなく白虎隊箱推しになる作品。

 

 

◼︎八犬伝 東方発見異聞二章・荘介/蒼役

初のミュージカル作品出演、初の1作品2役出演作になります。優しく芯の強い好青年荘介と、目的のためには手段を選ばないヒールの蒼との2役で、演技の幅・切り替えが見たい方にオススメ。蒼くんは眼帯キャラなのですが、片目が金色でオッドアイなのも何気に見所と思っています。

まつむらさんが演じた役で、全作品中荘介が一番正統的美形扱いされているような気がします。

 

◾︎blood-C ラストマインド・蒼円役

http://www.negadesignworks.com/blood_c/

CLAMP原案協力アニメの舞台化作品。舞台オリジナルキャラ。

軍服・日本刀・美少年という性癖三拍子が揃ったかつ戦闘狂の狂犬であり忠犬というこれ嫌いな女子いないやろ!!!という個人的には推したい役。美しい殺陣と組織の忠犬役がお好みの方へおすすめ。

今年の秋に原作のブラッドシー派生の主演映画が公開されます。

昨年公開された映画、阿修羅少女というブラッドシー派生作品では、蓮くんという素朴な少年役を演じていました。美しく優しく儚いキャラクターです。

秋にDVDが出ます

http://asuragirl.com

 

◾︎青の祓魔師 京都紅蓮編・志摩金造役

http://www.ao-ex.com/stage/kyoto/

全然本筋にはかかわってこない(演出家談)が、日替わりギャグパートと殺陣見せが素晴らしい。金髪のロッカー🤟で底抜けに明るいどアホの役(褒めてます)でもイケメン。京都弁だがたまに怪しい。まつむらさんはじめての金髪ウィッグでしたが、たいへんお似合いでキュートでした。

特典ディスクに日替わりギャグパートが稽古から本番まで多数収録されており、抱腹絶倒間違いなしの出来栄えです。(いろんな意味で)

 

 

◼︎新・幕末純情伝・岡田以蔵

http://shin-bakumatsu2018.com

つかこうへい生誕70年記念特別公演。過去何度か上演されている作品ですが、キャストと演出を変えて2018年7月紀伊國屋ホールで上演されました。JTポラリスの間はまるまる一ヶ月幕末の公演がありました。

普段以蔵は坂本龍馬先生の付き人、坂本しぇんしぇい大好きな素直でまっすぐなワンコでしたが、斬るとみなした相手には容赦ない、過去みた作品の中で最も殺陣が速いと思います。

残念ながらDVDの発売予定は今のところありません。

 

これから公演・公開のもの、円盤があるものないものふくめ、気にしていただけるものがあると幸いです!